真綿とは

【読み:まわた】

繭を引き伸ばして作ったわたです。出がら繭や汚れ繭、玉繭、揚繭など、製糸できない葛繭などからとります。屑繭を煮沸し、精練した後で、綿上に引き広げます。控えめな光沢があり、柔らかくて軽く、また暖かいです。防寒用の衣類の引き綿や布団綿などに使用したり、紬糸の原料とします。

紬糸を作る真綿には、数個の繭を袋のような形にのばして作る「袋真綿」と、正方形の木枠にかけて作る「角真綿」があります。紬糸の原料としては、耳のない袋真綿のほうが良質といわれているそうです。

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