【読み:かんれいしゃ】
綿糸や麻糸を使って粗く平織りにし、濃い糊をつけて硬く仕上げた薄手の織物のことです。目の粗さはかや地と同じくらいで、白地のものと黒く染めたものがあります。白地のものは太陽の熱や光をはね返す日よけとして使われ、黒地のものは逆に吸収する防寒用として、どちらも一般的に農作物に使われます。これらは、たて糸よこ糸ともに30~40番手の糸が使われます。また、60~80番手の綿糸を使った上質のものは、いろいろな色に染めたり捺染をするなどして、人形の衣装や造花やカーテン地、その他の装飾品などにも使われます。別名ビクトリア・ローンともいわれています。