【読み:てんねんせんりょう】
染料のうち、天然原料から採れるものをいいます。植物から採れるもの、動物から採れるもの、鉱物から採れるものに分けられます。
自然界から採れる色素のうち、染め材として利用できるものを天然染料といいます。
植物染料として、紫草、茜、うこんなどの根、蘇芳、一位などの幹、桑、楊梅、黄蘗などの樹皮、藍、刈安、茶などの葉、櫟、梔子の果実、紅花の花などから採れるものがあげられます。
動物染料としてはイボニシという貝等から採れる貝紫やエンジムシから採れるコチニールなどがあります。
鉱物染料として、黄土や赤土・赭土・弁柄などから採れるものがあります。