亜麻とは

【読み:あま】

亜麻は、アマ科の一年草で、比較的寒い地方で栽培されます。滑胡麻、一年亜麻、アカゴマなどの異称もあります。
亜麻の茎ははじめ緑色をしていますが、水につけて発酵させ皮を剥ぎ、中身を乾燥させて、くしでとかすように細かくていねいにすいてできる繊維は薄い茶色に変色しています。
茎の繊維はリネン製品となります。亜麻は麻と間違えられることがありますが、麻よりも柔らかくかつ強靭で、通気性がよく、吸湿性に優れ、なめらかな肌触りの上等な繊維です。フランス語ではランと発音され、ランジェリーはアマの高級繊維を使用した女性の下着に由来しています。
また亜麻の繊維の強靭性から、高級でない繊維はテントや帆布として広く利用され、大航海時代の船の帆布は亜麻の繊維でした。
天然繊維や化学繊維の中で熱伝導性に優れ、体熱を外部へ伝える力が大きいです。 引張り強度が大きく耐久性に富んでいます。 染色性に乏しく、変形しやすい、しわがつきやすい欠点があります。

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