ギャバジンとは

【読み:ぎゃばじん】

通称ギャバともいわれており、バーバリーと同じくもともとは英国バーバリー社の商標でしたが、早くから一般名になっています。本来毛織物が主体ですが、綿ギャバもあります。バーバリーはギャバよりも一段と高級な細番手の糸を使った高密度の織物となっているため、バーバリーは綿ギャバの高級品というのが一般的な認識となっています。
たて糸に2/60~2/72、よこ糸に同じ糸かまたはやや太めの糸を使った2/2綾組織の織物です。たて密度がよこ密度の約2倍あるので、綾線は45度よりも急な角度になり、織物の表面は緻密で平滑です。綿ギャバジンは、たてよこに30/2~40/2sを使い、たて密度110~140本/インチ、よこ密度56~65本/インチ程度です。ギャバジンは無地染めとしてコート地やスポーツウェア、ジャンパー、制服、スラックスなどに広く使われており、防水加工を施したコート地を「クレバネット」といいます。

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