【読み:らしゃ】
厚手の紡毛糸で織られた織物のことです。16世紀中頃に、南蛮貿易によりもたらされた毛織物で、ポルトガル語の「raxa」が語源です。平織、綾織、繻子織などがありますが、表面は織の組織がわからないくらいに毛羽立ててあります。漢字で表すときには「羅紗」と書きます。羅も紗も薄い絹織物のことをさしますが、ラシャは絹ではなく、厚地の毛織物で、織り目が細かく、表面を毛羽立ててフェルトのようにしたものです。丈夫で保湿性が高いことから、古くは羽織や軍服などの制服、外套などに利用されていました。
【読み:らしゃ】
厚手の紡毛糸で織られた織物のことです。16世紀中頃に、南蛮貿易によりもたらされた毛織物で、ポルトガル語の「raxa」が語源です。平織、綾織、繻子織などがありますが、表面は織の組織がわからないくらいに毛羽立ててあります。漢字で表すときには「羅紗」と書きます。羅も紗も薄い絹織物のことをさしますが、ラシャは絹ではなく、厚地の毛織物で、織り目が細かく、表面を毛羽立ててフェルトのようにしたものです。丈夫で保湿性が高いことから、古くは羽織や軍服などの制服、外套などに利用されていました。