【読み：うちばかま】
女房装束をする際にはく袴で、元来は、木づちで布を打って、つやを出したり、和らげたりするのに用いる木や石の砧で、女官が打って光沢を出していたものを、漆塗の板に糊をつけて絹を貼り、乾かしてひきはがして光沢を出しました。張袴ともいいます。地質は皇后・中宮・女御・内親王は綾、臣下は平絹による表裏同質のものを用い、略儀には夏の科に生絹が用いられました。色目は紅が本式ですが、若年は濃色が用いられます。
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【読み：うちばかま】
女房装束をする際にはく袴で、元来は、木づちで布を打って、つやを出したり、和らげたりするのに用いる木や石の砧で、女官が打って光沢を出していたものを、漆塗の板に糊をつけて絹を貼り、乾かしてひきはがして光沢を出しました。張袴ともいいます。地質は皇后・中宮・女御・内親王は綾、臣下は平絹による表裏同質のものを用い、略儀には夏の科に生絹が用いられました。色目は紅が本式ですが、若年は濃色が用いられます。