【読み:ぴまめん】
アメリカの広い陸地で栽培される、いわゆる米綿の中で圧倒的に多く生産されているアップランド綿に対して、もともと、山岳などの高地で栽培されていた綿花で生産される綿をピマ綿といいます。20世紀初頭にアリゾナのアメリカ・インディアンのピマ族によってつくられていたことからの名称です。長くて細い超長綿で、ソフトでしなやかな風合いと、美しい光沢があるのが特徴です。アメリカでは、ピマ綿の栽培業者が、スーピマ協会という団体をつくり、アップランド綿との差別化政策を進めています。この協会のピマ綿をスーピマ綿と商標化しています。ピマコットン、また栽培場所によって、ペルー・ピマ、アメリカ・ピマともいわれます。