【読み:しゃんぶれー】
現在では、たて糸とよこ糸に異なった色糸を用いて織った、無地調の先染織物をシャンブレーとよんでいます。つまり、玉虫織りもシャンブレーの一種です。本来は、綿糸の20~50番手の糸で、たて糸に一色の色糸を、よこ糸に白い晒し糸を使って平織にした、表面に霜降り模様のある織物をさしていました。語源は、これらがつくられていたフランスの地名といわれています。もともと、薄手でしたが、現在は、厚手のものもあります。薄手のシャンブレーは、婦人用、子供用のブラウスや、シャツ、パジャマなどに、厚手のものは、作業着や、オーバーオールに用いられます。