羽織と残布とは

【読み:はおりとざんぷ】

Q.小紋地で羽織を仕立てた残布を利用したいのですが何かできますか?また羽織と残布をきものに作り替えられますか?

A.羽織の用尺は約9mですが、普通の小紋地は12mありますので、余り布からさまざまな物を作ることができます。ショールや袋物といった小物だけでなく、3m40cmあればなごや帯や付け帯ができます。なごや帯を作るのでしたら、裏太鼓は配色の良い別布を使うとおしゃれです。付け帯にする場合でしたら、同じ用布量で、前帯を一重回しにして紐を付け、お太鼓を切り離して作ります。さらに上手に裁ち合わせることにより、羽織と壺折り風のコートを作ることができます。ただしどちらも着丈は短めになります。
また羽織の衿布は半幅を使用しますので、新モスやシーチングなどを裏打ちし、コートのほうには裏地で裏衿を付けます。長めの小紋地でしたら、羽織の着丈を長くするとよいでしょう。また基本的には羽織と残布をきものに作り替えることもできます。ただし足し布が必要な場合もあります。

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