紋鑑とは

【読み:もんかがみ】

紋入れの際の見本、手本となる家紋集です。家紋を伝え描くために作られた見本の紋帳というものが江戸時代にはいくつかありましたが、絵師の目安としての線描きのものも多く、形がきちんと表現されていないものもあったようです。
明治時代になって、家紋が正確に表現されることが求められ、精度の高い紋帳が必要になりました。昭和11年に京都紋章工芸協同組合から、「平安紋鑑」が発行され、以後版を重ねて現在に至ります。平安紋鑑には、約3000種の家紋が掲載されていて和服業界標準の家紋集となっています。紋のサイズは男紋の直径4cmで描かれています。平安紋鑑の小は女紋サイズ=直径2.2cmで描かれています。

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