【読み：いけいだんめんせんい】
ポリエステル、ナイロンをはじめ合成繊維の多くは断面が円形であるため、ぬめり感、偏平感、てらてらした光沢などの要因になっています。そのため断面を三角形、星形、五角形など、いろいろな形に変えて、円形による上記の欠点を改善したものが異形断面繊維です。特にフィラメントの場合は、絹の断面が三角形であるところから三角形にすることによって、シルキーな感触、光沢に近づけようとするものです。異形断面繊維はポリエステル、ナイロンが中心ですが、キュプラやアセテート、アクリルでも生産されています。
