熱可塑性とは

【読み:ねつかそせい】

熱セット性ともいいます。加熱するとやわらかくなり、簡単に変形し、常温に戻すと、そのままの形で固まる性質をいいます。変形後、再び加熱してももとの形には戻らない熱硬化性とは違い、再び加熱するとまた変形し、形が崩れるという欠点がありまが、その分、加工しやすくなっています。この熱可塑性は、合成繊維の性質のひとつで、この性質を利用して、糸にしぼや、しわをつけたり、織物にした後で、襞をつけたりすることができます。

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