【読み：かじしょうぞく】
江戸時代、出火の際に、武家が着用した装束のことです。頭巾、羽織、胸当て、袴で構成されています。頭巾は、筋兜のように吹き返し、眉庇、八幡座などがあり、鉢は張貫や木製漆塗りのもの、あるいは、軍陣の兜を用いることもありました。羽織は、明暦の大火（1657年）後、士分はラシャ、町人などは革を用い、背に定紋をつけました。胸当ては、羽織と同じ地質で、胸に定紋と当帯にも同じ仕立てで定紋をつけました。袴は、緞子でつくった野袴か、踏込袴を用いました。
Powered by 
【読み：かじしょうぞく】
江戸時代、出火の際に、武家が着用した装束のことです。頭巾、羽織、胸当て、袴で構成されています。頭巾は、筋兜のように吹き返し、眉庇、八幡座などがあり、鉢は張貫や木製漆塗りのもの、あるいは、軍陣の兜を用いることもありました。羽織は、明暦の大火（1657年）後、士分はラシャ、町人などは革を用い、背に定紋をつけました。胸当ては、羽織と同じ地質で、胸に定紋と当帯にも同じ仕立てで定紋をつけました。袴は、緞子でつくった野袴か、踏込袴を用いました。