極細繊維とは

【読み:ごくぼそせんい】

マイクロ・ファイバーともいいます。合成繊維で特別に細い繊維のことをいいます。一般的に使われている太さは、衣料用で1.0~5デニールの範囲で、最も多く使われているのは1.2~3デニールです。しかし、更に柔らかさやしなやかさを追求していくと、1.0デニールよりも細いものが必要となってきます。通常の紡糸方法では、0.5デニール程度までが限界ともいわれており、極細繊維といわれるのは、だいたい1.0デニール以下のもので、新合繊などでは1.0~0.5デニールが使われています。しかし人工スエードやメガネふき用の布などは更に細かい繊維が必要なため、現在では0.001デニールまでの超極細繊維がつくられています。このような超極細繊維は、二つの成分を複合させて紡糸し、これを分割させる方法や、一方の成分を溶解除去するという方法でつくられます。素材はほとんどがポリエステル、ナイロン、アクリルです。

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