【読み:より】
撚りとは繊維の束をねじることです。1本または2本以上の糸に撚りをかけて1本にした糸を「撚り糸」といいます。
撚りをかけるのは、一定の太さと丸み、適度の強さ、伸縮性、柔軟性などを与えるためです。これには右撚りと左撚りがあります。繊維の束に撚りをかけて得た糸は片撚りで、単糸といいます。
単糸を2本以上合わせて、反対の撚りをかけると、絹糸では諸撚り糸ができます。この場合は、単糸の撚りを下撚り、諸撚り糸の撚りを上撚りといいます。また撚りの回数の少ないものは甘撚り、撚りの数の多いものは強撚といいます。