【読み：たいでんせい】
静電気が流失せずに、そのまま表面にとどまっていることを帯電といい、その性質のことを帯電性といいます。つまり、静電気のたまりやすい性質のことです。どんな繊維でも、摩擦により静電気が発生しますが、水分の保有量の多い天然繊維や、再生繊維は、帯電しにくく、水分保有量が少ない合成繊維は、帯電性が高いです。帯電の程度は、大気の湿度によって変化し、湿度が低いほうが帯電しやすくなります。帯電性の高い繊維を用いた製品は、衣服を脱ぐ際、パチパチと音がでて、裾はまつわりつき、空気中の汚れを引きつけるので汚れやすく、放電によりガスに引火する危険性もあります。
