【読み:やぎだたみ】
和服のたたみ方のひとつです。大名だたみともいいます。
1. 肩を左、裾を右にしてきものを平らに広げます。
2. 襟を内側に折り、脇縫いで下前身頃、上前身頃の順に折ります。
3. 左右の袖を袖付けの縫い目で内側へ折ります。
4. 裾が片山に揃うか、少し肩山を過ぎるくらいにして、身丈を半分に折ります。
5. もう一度、身丈の方向に半分に折ります。
本畳みに比べて、折り線が少ないため、留袖や振袖などに用いられます。また子供のきものや丹前もこの大名畳みにします。夜着たたみは衽で折らないので、裾模様に施された刺繍や箔などを保護で着るたたみ方です。 身丈を半分に折るときに、折り線がつかないようにタオルや芯になる棒状のものを挟むと、たたみじわが軽減されます。 きものの丈の長さによっては、身丈方向に半分折りを繰り返す他に、三等分にして折る方法もあります。 家紋や箔、模様の部分にはあて紙をするとよいです。