【読み：いつつぎぬ】
女房装束の袿のうち、五枚重ね袿の衣をいいます。重ね袿の枚数は、平安時代末期が最も多く、20枚という記録もありますが、鎌倉時代以降は、5枚に定着しました。袷仕立てで、表は、有職文様を織り出した唐綾や、綾、裏は、平絹で、古くは、匂、裾濃、村濃などの襲色目でした。後世、裾に綿を入れて厚みを出しました。
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【読み：いつつぎぬ】
女房装束の袿のうち、五枚重ね袿の衣をいいます。重ね袿の枚数は、平安時代末期が最も多く、20枚という記録もありますが、鎌倉時代以降は、5枚に定着しました。袷仕立てで、表は、有職文様を織り出した唐綾や、綾、裏は、平絹で、古くは、匂、裾濃、村濃などの襲色目でした。後世、裾に綿を入れて厚みを出しました。