三つ襟とは

【読み:みつえり】

三つ襟は、もともとは小袖を三枚重ねて着ることを表す言葉でした。また、表着・中着・下着と重ねて着る三枚襲の長着を三つ襟といいます。 これは、大正時代頃までは襲物の枚数を襟の部分で数えたことによります。

現在三つ襟というと、和服の背面で後ろ襟の部分、襟肩あきで襟に縫い合わさされている部分のことをいいます。この部分は縫込みが少ないため、三つ襟芯という芯を入れて仕立てて、襟の形を整えるようにします。

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