鹿文とは

【読み:しかもん】

鹿は古来日本でも信仰の対象でした。文様としても古くは銅鐸に、そして正倉院御物に遺されています。日本人にとって鹿文の根底には『古今和歌集』の「奥山に紅葉ふみわけ鳴く鹿のこえきく時そ秋はかなしき」の思いが流れており、絵画に漆工にと展開され、紅葉や秋草との組合せが多いです。きものにおいても秋の文様です。

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