紹巴人形手帛紗裂とは

【読み:しょうはにんぎょうでふくさぎれ】

納戸の地色に、頭に冠をつけ右手に筆を持ち何かを書こうとしている人物を横一列に並べ、その人物の間に茎を持つ花文を置き、人物の上には、文字の書かれた建物を並べ、さらに、その上に麒麟のような動物が疾走する姿とたなびく雲が横一列に描かれています。名称の「人形手」とは、このように異国風の人物が描かれた裂をいいます。多くの「人形手」には、唐子が描かれています。

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