笹蔓緞子とは

【読み:ささづるどんす】

名物裂の一つです。縁の経糸に朱がかった茶色の緯糸を緞子地に組織した微妙な色調と韻律的な文様とによって、古渡り緞子の傑作の一つにあげられます。
文様は、3000年に一度花が咲くという竹の花と笹の細づるに実をあらわす永寿の吉祥文です。数世紀にわたって織り続けられ、古渡りの上等のものから、後渡り以降の薄手のものまで種々伝来しています。

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