【読み:あいぬもんよう】
北海道、樺太、千島列島に住むアイヌ民族の衣服に見られる文様を「アイヌ文様」といいます。「アイヌ文様」には、男の文様と女の文様とがあり、それぞれ、祖父や父親、祖母や母親から伝承されます。文様には、魔除けの意味が込められているものもあります。括弧の形が向かい合って連続する「アイウシ」や、渦巻き文様の「モレウ」、「アイウシ」と「モレウ」を組み合わせた「アイウシモレウ」や、「モレウ」を二つ並べた「ウレンモレウ」、十字架形の「ウタサ」などがあります。男子は、彫刻文様として、女子は、刺繍文様として習いました。