綜絖とは

【読み:そうこう】

ヘルドともいいます。織機で経糸を上下に開きわけ、織物の組織や模様に合わせて緯糸が通る杼口をつくる装置です。または経糸を引き上げ、緯糸を通すあきをつくる作業をいいます。
針金綜絖や糸綜絖などがあり、織物の組織によって使う種類や数が変わります。
機能的には経糸を引き上げるものが「綜」で、引きあげた経糸を前方で再び引き下げるものが「絖」です。紋織のように手の込んだものは、経糸の上げ下げも複雑です。1本の帯に6000本の経糸が必要なら、同じ数の綜絖が必要になります。熟練のいる仕事で専門の職人が行います。

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