【読み:むすびどめ】
①袖口、袖付けの「四つ留め」や、衿先の留めなどの最後に、糸の両端をかたく結んで留める方法です。滑らない糸は、「こま結び」でもいいですが、絹糸は解けやすいので、一方の糸で一重に輪を結び、これに他方を平行にくぐらせて引き上げるとかたく締まります。さらに、もう一度結ぶと堅固です。
②こども物の肩揚げの縫い始めと縫い終わりは、引っ張りに対して、布がいたまないようにゆとりのある「結び留め」にします。それには、二目落としに揚げ縫いした針目の先の糸に結びつけて、抜けないように糸端に玉結びをつくっておくと、布の動くゆとりがとれます。なお、玉結びのことを「結び留め」ということもあります。