刺繍とは

【読み:ししゅう】

布地に種々の色糸を用いて、絵や文様を縫い表すこと、また縫いあらわしたものをいいます。ぬい、ぬいとりともいいます。和刺繍、洋刺繍などの区別もあり、ステッチとよばれる刺繍の刺し方や刺し目も種類が豊富にあります。相良刺繍、ヨーロッパ刺繍、スウェーデン刺繍、スワトウ、ドロンワーク、カットレースなども刺繍の一つです。
古代オリエントで発達し、ビザンティン帝国に影響を及ぼした刺繍は、祭祀用の式服や祭壇の飾り布にも施されました。服飾、装飾の技術として発展し、工芸品にも多く用いられました。刺繍は糸だけでなく、さまざまな素材を組み合わせることができ、ビーズや金属片、スパンコールなどで、立体感を演出したり、豪華に華麗に装飾することができます。

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