霞紋とは

【読み:かすみもん】

霞とは霧や靄などで遠くの景色がぼやけ、雲がかっている状態のことをいいます。 絵巻物や絵画模様にたくみに取り入れられており、遠近を表現したり、霞の奥のものを直接表さずに想像させる効果をもたらしています。家紋もそこから転化したものと思われます。図柄はカタカナの「エ」の字形、漢字の「王」のような字形などで表され、霞、春霞などそのままのもの、丸の中に王の字形を入れた、石持ち地抜き霞、中輪に総覗き霞、山や月などの絵柄を添えた、富士山に霞、変わり富士山に霞、山に霞、霞に帆などの種類があります。青木氏、綱島氏などが使用しました。

関連するキーワード

タグ「天文紋」に関連するワード

タグ「景色」に関連するワード

タグ「絵巻物」に関連するワード