雁金紋とは

【読み:かりがねもん】

渡り鳥のガンのことで、雁ともいいます。独特の鳴き声から、先祖との文を運ぶ、よい知らせを運ぶの意味で「縁起のよい幸せを運ぶ鳥」として知られています。
図柄はへの字を逆にした羽の上に頭をのせたものと、結んで輪にした両羽根の上に頭をのせたものに大別されます。前者では雁金をそのまま表した、雁金、三つ盛雁金、五つ雁金車のほか、丸の中に雁金を入れた丸に雁金、中輪に二つ雁金、菱形の中に雁を入れた糸菱に覗き雁金、雁金で方形をかたどった糸巻き雁金、頭合わせ三つ雁金などがあります。後者では雁金をそのまま表した結び雁金、丸の中に雁金をいれた、丸の中に細輪に結び雁金、中輪に頭合わせ二つ結ぴ雁金、雁金とほかの紋を組み合わせた重ね四つ結び雁金に違い鷹の羽、雁金三つ扇などの種類があります。
また写実的に描かれたものもあり、飛び雁、三羽飛び雁など飛翔する雁があらわされています。小串氏、井上氏、進藤氏などが使用しています。

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