【読み:ばしょうもん】
中国原産の芭蕉は、バショウ科の多年草で別名、優曇華ともいわれます。俳人松尾芭蕉は、支脈に沿って破れやすい葉を、世のはかなさになぞらえて自らの号にしました。大きいものになると芭蕉の葉は4mほどにもなります。茎や葉は脚気や風邪の薬として用いられました。芭蕉紋は葉だけを図案化したもので、1~3枚を組み合わせ、抱き、折れ、違いなどがあります。種類は抱き芭蕉、違い芭蕉、折れ芭蕉、三つ立ち芭蕉、三つ追い芭蕉、三つ割り芭蕉、丸に並び芭蕉、三つ芭蕉巴、芭蕉巴、蛇の目芭蕉などがあります。