【読み:さんぎもん】
算木は、和算で使われた計算用の角棒のことで、六本一組で用いられます。易の八卦にも用いたことから「八掛文」ともよばれ、神聖なものとして尊ばれていました。三本は陽、三本は陰を表し、六十四通りの並べ方で易を立てます。引両にも似ますが、別のものです。図柄は、算木を丸の中に入れたものが多く、丸に一つ算木、丸に算木、丸に十の字木、丸に右上違い二つ木、九つ組み木、丸に並び切り竹、細輪に三つ切り竹、丸に切り竹十字、丸に中陰十の木のほか、算木を交差させた、三つ組み木、四つ組み違い木、九つ組み木などの種類があります。菅原氏族大脇氏、藤原氏族加藤氏などが使用しました。