【読み：いたやがいもん】
扇形をした１０cm程度の大きさの紅褐色の貝で、食用にも用いられます。杓子に代用された事からシャクシガイ、またイタラガイとも呼ばれました。形のおもしろさから紋章化されたと思われる。図柄はイタヤガイを円形に描いた糸輪に四つイタラ貝、三つ割イタラ貝、三つ尻合せ海扇、板屋貝車、丸の中に板屋貝を描いた丸に板屋貝、糸輪に四つ板屋貝、変形型としては割り板屋貝、糸菱に覗き板屋貝、板屋貝蝶、二葉板屋貝などの種類があります。名字に貝の字が付く藤原氏流の久貝氏などに使用されています。
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