杜若紋とは

【読み:かきつばたもん】

杜若は湿地に自生するアヤメ科の多年草で、春に紫色の花を咲かせます。内側の花びらは細く直立し、外側の花びらは前面に垂れ下がり、中央部に白または淡黄色の斑紋があるのが特徴です。古来より衣服や装飾文様として公家で愛用されており、のちに家紋となりました。
図柄は杜若の花単独であらわした、花杜若、結び杜若、陰杜若の花、花とともに細長い葉をあらわした、立ち杜若、変わり立ち杜若、根引き立ち杜若、花と葉で丸くかたどった杜若の丸、二つ杜若、抱き杜若、花と葉で菱形をかたどった中山杜若、二つ追い杜若菱、丸の中に杜若を入れた今城杜若、丸に変わり抱き杜若、変わったものでは杜若鶴などがあります。中山氏、今城氏、大森氏などが使用しました。

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