【読み:すぎもん】
杉はヒノキ科スギ属の常緑針葉樹で、木材などに用いられきました。また昔から神霊の宿る木として尊ばれてきました。大和の三輪神社ではご神体として祀っており、大和の大神神社、建部神社などで神紋とされています。また杉の葉が酒屋の看板であったことから酒に関係した家でも多く使用されました。大神氏、緒形氏、清和源氏流の上林氏、藤原氏流の有馬氏、杉浦氏などが使用しました。図柄は直立した杉の木を表したものが多く、一本杉、三本杉、並び杉、鳥居に二本杉、丸に二本杉、丸に重ね五本杉のほか、井桁に三本杉、丸に杉巴、尻合わせ五本杉などの種類があります。