久留子紋とは

【読み:くるすもん】

久留子紋は、ポルトガル語で十字架のことをクルスと呼んだことから、別名十字架紋ともいいます。後世、轡紋とも呼ばれました。十字がキリストの十字架に通ずるので、疑いを避けるため、「轡」の語を用いたと思われます。江戸時代、信仰を禁じられたキリスト教徒が、轡紋をアレンジし十字架を巧みに家紋の中に取り入れました。図柄は十字を基本に、丸の中に十字をいれた、丸に十字久留子、細輪にかせぎ久留子、中川久留子、十字を菱形の中におさめた、菱に違い櫂に十字久留子、子持ち花久留子のほか、十字久留子、切り竹久留子、花轡久留子、丸に出十字久留子、隅切り角に変りかせぎ久留子、三つ割り久留子、三つ花久留子、四つ花久留子などの種類があります。小西氏、天草四郎が使用したとされています。

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