天鷺ぜんまい紬とは

【読み:あまさぎぜんまいつむぎ】

天鷺ぜんまい紬は秋田県岩城町亀田で昔から織られていた、ぜんまいを使った織物で、「ぜんまい白鳥織」ともよばれます。昭和の初めに生産が途絶えましたが、戦後、地元の人々がわずかな資料をもとに、手探りでぜんまい織の復元に取り組みました。真綿を紡ぎ、草木で糸を染め、ぜんまいや鳥の羽毛を交ぜるコツをつかみ、10年がかりでぜんまい織の着尺を完成させました。
緯糸にぜんまい綿や鳥の羽毛などが織り込まれており、白く綿毛を含んでふんわりと横に流れ、ぬくもりが伝わってきます。

関連するキーワード

タグ「真綿」に関連するワード

タグ「着尺」に関連するワード

タグ「織物」に関連するワード