【読み:かしみや】
ヒマラヤ山麓カシミール地方のカシミヤ山羊からとれる毛からできた毛織物のことです。喉から腹にかけての長い粗毛の下に生える、細くて柔らかな柔毛だけをとり、ショールにしたものが19世紀にヨーロッパで流行しました。毛質が細いため、手触りが柔らかくて保温性がよく、独特のぬめり感があり、最高級の織物とされます。 日本の繊維製品の品実表示においてはカシミア100%と呼べるのは、カシミアが95%以上入ったものだけとされ、それ以外は混紡率を表示しなくてはならないことになっています。 着用後は柔らかいブラシなどでそっとほこりを払い、毛並みをそろえ、風通しの良いところで陰干しします。またカシミアは虫食いに注意が必要です。