準喪服とは

【読み:じゅんもふく】

半喪服と同じで喪の略装のことです。法事や回忌、追善の会など、喪の印象がやや薄らいだ場面に着用します。紋は三つか一つで、黒以外の無地染めの紋付着物で装います。色は鼠色(鈍色)、濃い紫、紫、藤色、海老茶、落葉色、納戸(緑がかった青)、鉄納戸(青みがかったグレー)などの地味な色です。小物、襦袢、下着類は正式な喪服用のものを用います。
近頃、喪の帯はなごや仕立てよりも袋帯が多くなってきています。その袋帯の表は黒、裏はグレーでそれぞれ地紋のあるものです。準喪服の際にはこのグレーが役立ちます。紺地に経文を折ったものや、蓮花文の綴や染の帯もあります。

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