【読み:じせい】
遺言は財産をめぐって、ときには血なまぐさい争いを招きますが、辞世は死へと赴く心模様を伝えて、故人に格別の情を感じさせます。伊勢物語最後にある「つひに行く道とはかねて聞きしかどきのふけふとは思はざりしを」という在原業平の遺した歌などは、遺す世に何も想いをのこさない潔さが感じられます。
【読み:じせい】
遺言は財産をめぐって、ときには血なまぐさい争いを招きますが、辞世は死へと赴く心模様を伝えて、故人に格別の情を感じさせます。伊勢物語最後にある「つひに行く道とはかねて聞きしかどきのふけふとは思はざりしを」という在原業平の遺した歌などは、遺す世に何も想いをのこさない潔さが感じられます。