【読み:やまのてふう】
明治年代にいわれた「下町風」に対する言葉です。下町が商人、職人の町であるのに対して、山手は、屋敷住まいの官員の住居が多かったので、和風でもひげをたくわえ、「山高帽」に「二重回し」[=男物の和服用防寒外套の一種]、ステッキ姿の紳士や、落ち着いた色彩の御召、縮緬(ちりめん)姿の奥様などがいました。また、洋風を早くからとり入れたところに特色があります。東京の麻布、赤坂、麹町一帯の風俗をいいます。
【読み:やまのてふう】
明治年代にいわれた「下町風」に対する言葉です。下町が商人、職人の町であるのに対して、山手は、屋敷住まいの官員の住居が多かったので、和風でもひげをたくわえ、「山高帽」に「二重回し」[=男物の和服用防寒外套の一種]、ステッキ姿の紳士や、落ち着いた色彩の御召、縮緬(ちりめん)姿の奥様などがいました。また、洋風を早くからとり入れたところに特色があります。東京の麻布、赤坂、麹町一帯の風俗をいいます。