【読み:しょっき】
織物を織る装置です。原始的な装置としては、緯(よこ)棒を用いて、経(たて)糸を上下に張る「垂直機(すいちょくばた)」、水平に張る「水平機」があり、「居坐機(いざりばた)」、「腰帯機」などは、後者に属します。
それより進歩して、経糸を巻いて張り、糸を上下に開口させ、緯糸を通して織り込む操作をする部分を台枠に組み合わせた「高機(たかばた)」が発達し、これを手織りでする代わりに動力を用いた「力織機(りきしょっき)」となっていきました。
最近は、自動的に織る「自動織機」や、紋織りをする「ジャカード織機」などによって織物が工業的に大量生産されています。