【読み:すもういしょう】
相撲競技の力士、行司、呼出しなどの服装です。相撲は、奈良時代あたりから始まり、江戸時代後期に盛大となり、その衣装も大成しました。
現在では、関取[=十両以上の力士]は、髪を櫓(やぐら)落しの大銀杏(おおいちょう)に結い、競技には、布帛(ふはく)製の回し[=褌(ふんどし)]を締めて、腰前面に下りを垂らし、土俵入りには、豪華な刺繍の化粧回しを下肢前面に着装し、横綱は、その上に注連縄(しめなわ)をつけます。行司は、折烏帽子(おりえぼし)をかぶり、直垂(ひたたれ)、袴(はかま)姿で、軍配を持ちます。
呼出しは、立付袴(たっつけばかま)をはき、扇子を持ちます。