【読み：すみながしぞめ】
墨流し染めとは水面に墨汁または顔料を落として、その波紋の模様を紙や布に写しとる「墨流し」で染めること、また染めたものです。福井県武糸市が産地のものを越前墨流し染めといいます。井戸水を張った水槽に、筆先から落とした染料で水面に模様を作ります。水面の表面張力で広がった模様を布や紙に写し取る染め方なので、二つと同じものができません。染めの色数が一色のほかに三色もあり、三食染めは三本の筆で模様を作ります。柄には正流、横流し、縦流し、渦巻きなどの種類があります。
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