仕立て下しとは

【読み:したておろし】

仕立てられた衣服を、はじめて着用すること、または、着用したばかりの衣服のこともいいます。和服は、完成の時点で、要所に飾りをかねた躾(しつけ)をかけておくので、この「躾を取る」ということは、「仕立て下し」を着ることを意味します。明治時代まで、下町や村の娘たちは、「仕立て下し」を着せてもらうと、氏神へお礼参りをする風習がありました。

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