大原女風俗とは

【読み:おはらめふうぞく】

京都郊外にある大原の女たちの特殊な風俗で、彼女たちが京都の市中を、花、たきぎ、梯子(はしご)などを頭上にのせて売り歩いたので有名になりました。紺絣(がすり)のきものに手甲(てっこう)、脚絆(きゃはん)をつけ、三幅前垂れをつけ、幅の狭い帯を二重に回して口をあけ、そこから前身頃を引き出す姿をしていました。髪は、頭上運搬するため独特の島田髷(まげ)や忌中髷を結んで、その上から手拭いをかぶり、台をのせて物を頭上にあげ、手で荷物を押えながら売り声をあげて、戸ごとに歩いていました。

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