長髢とは

【読み:ながかもじ】自分の髪に付け加えて結う毛、「髢(かもじ)」の一種です。室町時代から近世にかけて、前髪を左右にはり、全体の髪の毛を頭の頂にまとめ、その末をうしろに長くさげる婦人のさげ髪である「御垂髪(おすべらかし)」に用いていました。江戸時代の記録によると、その長さは、およそ180cm、150cm、120cmの三種類で、上位の者ほど長いものを使用していました。

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