【読み: まるき】
本場大島紬は、絣で模様を表現します。絣糸が多く用いられるほど絣の密度が高くなり、模様も緻密に織り出されます。この絣糸の数を表す単位には「マルキ」が用いられ、模様の緻密さの目安になっています。
「絣糸が使われている本数」=「マルキ」。
1マルキ=絣糸80本。数字が大きいほど、より細かい緻密な柄になります。
<経緯絣の場合>
通常、本場大島紬のタテ糸の総数は1,040本〜1,508本。
このうち「タテ絣糸がどれだけ用いられているか」によって「○マルキ」と呼ばれます。5マルキ、7マルキ、9マルキ、12マルキがあります。
実際には9マルキ=タテ絣糸768本で正確には9.6マルキ。7マルキ=576本で7.2マルキです。
<緯絣の場合>
本来マルキはタテ方向の絣糸の単位ですが、緯絣ではヨコ方向に置き換えてマルキが使用されます。緯9マルキ、その他(緯5マルキ、緯7マルキ)があります。