【読み:くくり】
【意味①】 くくり染めの事。 くくり染めは布をつまんだところに糸を巻きつけて、染色液の侵入を防いでから染める方法です。 結城紬で見られる技法の「絣くくり」は、図案を元に、模様を出したい部分に糸で印をつけて綿糸でしばり、染料が入らないようにする工程です。また、伊勢崎絣の「括り絣(くくりがすり)」も色柄をつけたい部分に染料糊をすり込み、その部分を糸で縛ってから地染めをします。このように、括り染めを意味する場合もあります。
【意味②】 金括りのように、輪郭線をなぞる事。縁をくくることで、隣り合わせる部分との境界を際立たせたり、立体感をかもし出すことができます。
【意味③】 紐で束ねてしばる事。また、結ぶことをあらわす場合もあります。