紺屋とは

【読み:こうや】

染物屋のことで、紺屋(こんや)、染屋などともいい、古くはこんかき、こうかきともいいました。

そもそもは、藍瓶を据えつけて、糸や布を紺に染める職業を意味し、紅染の紅屋、紫染の紫師などと区別する目的で用いられた名称です。しかし、近世以降の藍染の普及につれて、藍染が染物を代表するようになり、染物屋の別称となりました。また、糸染を糸紺屋、布染を布紺屋と分けて呼ぶこともありました。

藍染めは全国で行われたため、各地に紺屋が集まる地域が生まれ、古い町には現在でも、紺屋町の名が残っています。

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