冠位制度とは

【読み:かんいせいど】

古代の日本の朝廷において、中国の礼制にならって、冠を色分けすることによって、官位を明らかにした制度です。これは、わが国が服飾により公の階級を明示した最初です。推古天皇11年(603年)12月に制定された『冠位十二階』に始まり、大化3年(647年)の『十三階』、大化5年(649年)の『十九階』、天智天皇3年(664年)の『二十六階』としだいに複雑化して色別の用をなさなくなったため、天武天皇14年(685年)、服色による位階制度に改められました。

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